体の不調が、実は日常使っているシャンプーや化粧品、そして毎日の食べ物に原因が有るとしたら、あなたはどうしますか?
農薬や有害添加物が食品の中に含まれていれば、食事をする度に口から毒素が体内に入ってしまいます。でも本当に怖いのは皮膚から進入する毒物なのです!
経皮毒〔けいひ毒〕が人類を滅亡させる
竹中信 ジャーナリスト(Shakitt誌より)
日本は添加物において世界で最も危険な国です。とは言え、食品の添加物は口から入るもので、一応は厳しい認可基準に基づいて食品に添加されています。また口から入る毒性(経口毒)は排泄物などの形でその90%以上が体から排出されています。ところが、私たちは「経口毒」よりもっと危険な「経皮毒」となる商品を毎日のように使い続けています。経皮毒を持つ日常品とは、つまり、合成化学物質を使ってつくられている、シャンプーや化粧品と考えればいいでしょう。どの家庭にもシャンプーやリンス、化粧品が有ると思いますが、その成分表を見てください。プロピレングリコール(PG)と記載されていないでしょうか。プロピレングリコールは、保湿剤として添加されています。保湿剤といっても決して髪や皮膚を保湿する成分ではありません。製品自体を保湿し、長期保存するためだけに添加されているのです。そして、このプロピレングリコールは、危険物扱いの合成化学物質なのです。また、石鹸などの表示にラウリル硫酸ナトリウム(トリエタトルアミン、またはTEA)と記載されていないでしょうか。ラウリル硫酸ナトリウムは発泡剤です。肌を美しくしたり、汚れを落とすには何の役にも立ちません。泡立てるためだけに添加されています。このラウリル硫酸ナトリウムは猛毒扱いの合成化学物質で、取り扱う時は猛毒マスクと防護服の着用が義務づけられ、付着は厳禁とされています。
日常生活用品に潜む経皮毒の恐怖
このように、プロピレングリコールやラウリル硫酸ナトリウムは、言うまでもなく合成化学物質であり、人体に有害な物質です。ところが、これらの有害物質は、わたしたちが毎日使っているシャンプーやリンス、歯磨き剤、化粧品、香料などの中に、ごく当然のように含まれ、その製品は毎日テレビのCMやラジオ新聞、雑誌で堂々と広告され店頭に並んでいます。一見安心できそうな有名企業の中にも、必ずといっていいほど合成化学物質が含まれているのです。
プロピレングリコールは、化粧品、洗剤、シャンプー、ベビー用品などに多く使用されています。化粧品に使用される、多価アルコール類の中では比較的分子量が小さいため、皮膚透過性が高く、連続で使用していると、皮膚刺激が有るとして、使用を自粛する化粧品メーカーも存在しています。皮膚透過性に優れたプロピレングリコールをはじめとする油剤の多くは、薬剤などを皮膚内部に運ぶカップリング剤として使用されています。プロピレングリコールに限らず、分子量の比較的小さな油剤には刺激性がありますが、その刺激は化粧品原料としてのレベルを超えるような強いものではありません。しかしながら、米国FDA(食品医薬品局)は、プロピレングリコールが免液体異常を引き起こすことや、とり過ぎると赤血球の減少、肝臓、腎臓、脳への障害を招くことを指摘しています。ラウリル硫酸ナトリウム、またはラウリルエーテル硫酸塩と呼ばれる物質はほとんどの歯磨き剤やシャンプーの成分に使用されています。メーカとして泡立ちが良くなり、材料が安価であるために、この物質を使用しているのです。しかしこの物質は非常に強力な洗浄作用を持っていて、ガレージの床洗浄や車の不凍液として使われています。この物質の使用に反対する科学者は、この成分が口の中を守っている粘液の幕を乾かし、それらを刺激し、傷つけることで、口内炎を引き起こすと主張し長期使用による発がん性を指摘しています。
指定成分表示をチェックして安全な製品を選ぼう
人々の健康を蝕む合成化学物質、界面活性剤の恐怖
界面活性剤とは表面張力を著しく低下させる物質で、表面活性剤とも言います。
水と油のようにそれ自体混ぜてもお互いに混ざり合わない2つの液体をひとつに溶かす働きがあります。「水と油を溶かす物質」と理解しておけばいいでしょう。
各種の洗浄剤は界面活性剤を利用して、油を含む汚れでも、水で洗い流せるようにしているのです。洗剤が汚れを落とすのは、この界面活性剤の作用によります。自然の成分で作られた界面活性剤は、作用が弱く、肌を荒らすなどの心配はありませんが、石油から工業的に化学合成した合成界面活性剤は石油系界面活性剤と言われ、自然界に存在する界面活性剤よりも、はるかに水と油を混ざった状態を長時間維持する特性を持っているため、ほとんどの化粧品に配合されています。また、泡立ちをよくする目的でも使われています。石油系界面活性剤は、合成洗剤の主成分として使用していますが、1ヶ月経っても、3分の1強がまったく分解されず、海や湖に流れ込んで魚の呼吸器官に直接害を及ぼしたり、生態系を破壊する原因になっています。土俵を汚染するという研究報告もあり、発がん性や奇形を発生させる疑いも懸念されています。また最近では非常に強力な界面活性剤を持つ合成界面活性剤
が、乳液剤としてクリームや乳液などの化粧品にたくさん添加されるようになりました。化粧品のほとんどが水と油からつくられています。普段、水と油は分離して混ざり合いませんから、「合成界面活性剤」(ラウリル硫酸ナトリウム・塩化アルキルトリメチル・アンモニア)等を使って混ぜ合わせています。たとえば洗顔料は、消費者からすると、泡立ちがいいほうが、汚れが良く落ちるように思いがちです。
しかし泡立ちの良さと洗浄力とは、まったく関係がないのです。泡は洗顔する際に肌への摩擦を軽減するクッションの役割をしているだけです。しかし泡立ちがいいと「汚れが落ちる」と言う神話は根深く、泡立ちがよいと商品の売れ行きが良くなるので、メーカーは洗顔剤にも石油系界面活性剤を使っています。さらに、私たちが日常使っている大半のシャンプーや歯磨き剤には、合成界面活性剤が成分として入っています。しかし、合成界面活性剤には、「たんぱく変化作用」と呼ばれる性質があり、体内のタンパク質を破壊する作用があります。慢性的な肌荒れを起している人は、そのほとんどがボディーシャンプーや台所の洗剤、または化粧品などによっては、皮膚のタンパク質を一部破壊していることが多いのです。また恐ろしいことに、合成界面活性剤はその乳化作用を使用して、化粧品以外にも食品、薬などにも使用されています。食品の成分表に「乳化剤」記してあるのは、実は合成界面活性剤なのです。人は毎日のように、経口毒と経皮毒を体に浸透させ寿命を縮めているのかも知れません。際限なく広がる合成化学物質による複合汚染から逃れるためには自衛手段を講じるしかありません。病気の原因は一つの化学物質によって起きるのではなく、多くの化学物質による「複合汚染」によって起きるのです。
ですから、ある一種類の化学物質の毒性に関する調査によって安全とされる基準値も、数種類、化学物質が複合した場合、安全性を保障するものではありません。
大気中に漂っている化学物質はもとより、食べ物に含まれている農薬や、食品添加物、衣服に使われている柔軟剤や漂白剤、洗濯や食品洗いに使われている合成洗剤
、ヘアーメイクに使われるパーマ液や毛染め剤、そして抗菌剤など、私達が日常使っている商品にいやと言いたくなるほどたくさん使用されているのです。
一切の合成化学物質を断つのは難しい事ですが、健康や肌のトラブルを最小限に食い止めるためには、やはり合成化学物質を使っていない製品を使うべきでしょう。